Merry Xmas
おはようございます。
アソシエイトの新木です。
更新が滞っており申し訳ありません。
こちらは冬期休業に入ったためか、オフィスも閑散としております。
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私の同期の一人が入籍しました。
挙式も披露宴もないので、本当に書面だけの入籍なのですが。
「おめでとう」と言うと、
「別に何も変わらないけど」と言われました。
それでもなぜ結婚するのかと聞けば、
経済的メリットが大きいからなのだとか。
私も調べてみて色々と驚きました。
社会って結ばれたカップルには優しいんですね…!
祝福も何もさせてもらえなかったけど、笑
どうぞ末永く幸せになってほしいなと思います。
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結婚するメリットって経済的なことだけじゃなくて、
単に、「夫婦」になれる、っていうこともあると思います。
普通に付き合っているだけでは自分たちの関係が曖昧で、
だから「夫婦」という名前が欲しいんだと思います。
これってかなり普遍的なハナシで、
例えばなんとなく怠いし気持ち悪い時に、
それは「起立性調節障害」ですよ、と名前をもらっただけで、
なんだありふれた疾患だったのか、と安心できることも。
逆もまたしかり。
自分は他人とは違う高尚な思想を持っているにも関わらず、
「お前ってただのWannaBeだよな」と名前を押し付けられれば、
アイデンティティの崩壊にもつながりかねません。
人間って面倒な生き物で、
この「一般性」と「特殊性」の両方を欲するものなのだと思います。
件のカップルも、婚姻という「一般性」を求める一方で、
「別に何も変わらないけど」と、無意識に「特殊性」を表明しているのです。
さらに複雑な表現をすれば、
特殊性に対する根源的欲求は一般性の範疇かもしれないし、
真に特殊な人の特殊性って一般性との相対化が難しいかもしれない。
特殊性をどう定義するのかにもよるのですが…。
「だから何?」って感じですね。
失礼しました。
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今日はクリスマス。
街ゆく人々が一般性と特殊性の境界で頭を悩ませる中、
新木は一人黙々とデスクワークをしています。
素敵なChristmas Vacationをお過ごしください。
失礼します。